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柄本佑がつくったのは、週末の銀ブラに溶け込むオーダースーツ

いまやテレビでみない日はない柄本佑さんには“脂が乗った”という褒め言葉がしっくりとくる。直近の作品を振り返っただけでも動物カメラマン、精神科医、便利屋といった具合にまるで共通点のない役を演じながら、ぼくらの心にするりと入り込み、そしてしっかりと記憶に残った。久しぶりのオフに柄本さんが足を運んだのはアルマーニ / 銀座タワー。家族と過ごす休日のために、柄本さんにとって2着目となるジョルジオ アルマーニのスーツをメイド トゥ メジャーで仕立てた。

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スーツのイメージを180度変えてくれたオーダースーツ

「この1年は自宅と仕事現場を往復する毎日でした。家族で出かけた記憶はほとんどありません。晴れて元の東京に戻ったときは、スーツで銀ブラをしたいですね」

柄本さんにとって、銀座は馴染みのある街である。

「父が木挽町の生まれということもあって、そこまで肩肘張らずにいられる。そもそもが懐の深い街で、格式の高い歓楽街ながら新しいものも鷹揚に受け入れるところもあります。そういう街に100点でのぞむのは違う気がする。70点くらいのお洒落、つまり等身大の自分がちょうどいい」

馴染み深い銀座に、日常的に着られるスーツを──鬱々とした日々のなかで膨らんでいった思いを託したのはジョルジオ アルマーニのオーダースーツだった。

「アルマーニは仕事を通じて出会ったメゾンですが、じっさいにお邪魔して、そのホスピタリティに感じ入りました。接してくれるスタッフが例外なく柔らかく、圧のようなものが感じられない。そしてそれはスーツにもいえることでした」